淡々と読んだ漫画を批評してみるブログ!!

2017/04123456789101112131415161718192021222324252627282930312017/06

2017/04123456789101112131415161718192021222324252627282930312017/06

2017/04123456789101112131415161718192021222324252627282930312017/06

2017/04123456789101112131415161718192021222324252627282930312017/06

2017/04123456789101112131415161718192021222324252627282930312017/06

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新・のぞき屋 11 (11)新・のぞき屋 11 (11)
山本 英夫

小学館 1997-05
売り上げランキング : 564226

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


◆ストーリー
見、スマイル、聴、ハスキーの4人で活動しているのぞき屋に、
娘にイカレている父親、高見沢が娘の行動調査を頼んでくる。
高見沢家は一見あたたかい家族にみえるが、
裏では親子で盗聴しあっているという現状があった‥。


◆評価 (10段階)
ストーリー:7
画力:5
構成:6
キャラクター:9
オリジナリティ:9
マニア向け度:8
総評:8


◆淡々と個人的感想
殺し屋1」「ホムンクルス」の作者山本英夫氏により
1993年から週刊ヤングサンデ-で連載されていた漫画。

のぞき屋」というプロトタイプ作からの派生した作品で、
作者の山本英夫氏は、暴力とかなど人間の根本的願望を
オリジナリティある解釈で描かせたら
そのレベルが抜きん出ているほど個性的な漫画家だと思う。
ホムンクルス」ではそれを追究し過ぎた形になってしまい、
変な方向へと昇華して、逆にテーマが分かりづらくなってしまっていたが、
この「のぞき屋」シリーズでは、まだ初期作ということもあり、
独特な観点でストレートかつ、考えさせられるストーリーは
読みごたえが十分ある。

実際にも人は自分の欲望願望を隠し、
他人から良く見られよう、好意ある者から好かれようと、
偽りの自分を装うもの‥。
それをこの作品では一枚一枚脱がし、物理的に覗くだけではなく、
精神的な内面も覗くことによって本質的な深みを出していると思う。
あと、キャラ達も主人公の「見」を始め、
お嬢様学校に通いながら実は援助交際の斡旋をしている「レイカ」、
温かい家庭を演じつつも実の娘のことが好きな「レイカの父」、
ゴキブリを撒き散らすストーカーなど、
二転三転する人間模様は個性の塊以外の何ものでもない。

しかし、人間の汚らしい本質をテーマとして描いていることによって
作品自体も下劣なものになってしまっているので
(考えとしては高尚なんだけど、やっていることが、性に対してばかり)
読者層がかなり絞られる
あと、ラストもいつもの調子のストーリーのまま終わって、
主人公・見の左目に対してのエピソードや謎の掘り下げ
という点では少し、不明瞭さを感じた

絵が汚いというか特長があるので、ダメな人にはオススメ出来無い。
この人の作品では一番好きなので、‥8点!


●山本英夫日記 (作者公式HP)
<関連レビュー>
殺し屋1(2006/01/01付)
スポンサーサイト
4063405753のだめカンタービレ (14)
二ノ宮 知子

講談社 2006-01-13
売り上げランキング :

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


◆ストーリー
ピアノ科に在籍しながらも指揮者を目指すエリート音楽大学生千秋真一は、
将来に行き詰まりを感じて思い悩んでいた。
自暴自棄になっていたある日、ゴミ溜めと悪臭の中で
美しいピアノソナタを奏でる変態女の姿を目にする。
彼女はなんと千秋と同じマンションの隣の部屋に住み、
同じ音大のピアノ科に在籍している野田恵(通称・のだめ)だった‥。


◆評価 (10段階)
ストーリー:8
画力:6
構成:7
キャラクター:9   (のだめツボです)
オリジナリティ:7
マニア向け度:6
総評:8


◆淡々と個人的感想
GREEN」「天才ファミリー・カンパニー」の作者二ノ宮知子氏により
2001年から『Kiss』で連載されている漫画。

私はどちらかと言うと少女マンガっていうジャンルは苦手だが、
この作品においては、恋愛だけに固執しセンセーショナルな部分を
過大に盛り込んだり、無駄に背景設定をリアルにして、
ある一定の読者層に向けた共感性を中心に描いておらず(偏見?)
そのキャラクター達の雰囲気や全体の流れ重視で見せることにより、
普段それらの作品を読まない人でも、不快無く読めると思う。
むしろ、キャラに耽美要素を求める人や
直接的事件(妊娠、リスカなど)がないと物足りない人には不向き
あと、日本編では学校を中心にその行事や事柄を描いてさくさく読め、
パリ編になってからは、のだめを中心に音楽の本質を学んでいったり、
千秋との恋愛模様が描かれて、少し毛色が違うが
少しずつ進展していく様子がカンタービレという題名に合っていると感じた。

しかし、全体的な雰囲気がおっとりとしたコミカル調なので、
人によっては、のだめの自己中キャラ(ぎゃぼー、むきゃー等)や
作中におけるギャグが受け入れないかも‥。
あと、自分が単行本で読んだからかもしれないが、
時間の流れが早く、コンクールや卒業など
あっさりし過ぎていて、展開が少しご都合に感じてしまう。
個人的には、前半にいた脇キャラ(真澄ちゃん)の勢いが、
後半から変わったことで失速してしまっているのが残念。

クラシックが好きな人なら是非オススメ。
正直絵はあまり好きじゃないが、
話の展開は独特の雰囲気を持っていて良かったので、‥8点!


Tomoko Ninomiya's Web(二ノ宮知子公式サイト)
4088738586NORA―The last chronicle of the devildom (4)
筧 一成

集英社 2005-09-02
売り上げランキング : 9,427

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


◆ストーリー
伝説の大悪魔・災禍の凶犬ケルベロスのノラ。
ある日魔王の思いつき(?)で、
頭脳明晰スポーツ万能な最凶生徒会長カズマと主従契約を結ばされ、
使い魔として人間界で犯罪悪魔(クライムデビル)退治をするハメに‥‥。


◆評価 (10段階)
ストーリー:6
画力:7
構成:7
キャラクター:7
オリジナリティ:6
客観的オススメ度:6
総評:6


◆個人的感想
本当は力のある悪魔が力を封印させられて、人間の使いっぱになる
という少年漫画にありがちな作品。
良い所は、月刊誌なので基本的に話が1話完結になっていて、
さくさく読みやすいストーリー展開と、
主人公のノラとカズマのかけ合いがノリが良くて
簡素なものになりがちな戦闘シーン
オチの部分を読んでいて飽きさせない所。
(同じ月ジャンに昔載ってた「ディアボロス」みたいな)
あと、個人的には単行本にカバー裏イラストとかオマケ漫画があるのは好き。
悪い点は、「実は伝説の悪魔」とか「魔法(何の変哲もない)を使う」とか、
テーマやバトルの設定がありきたり過ぎる。
そして、敵もただ暴れたいだけとか、
世界を浄化するみたいに戦う理由も陳腐‥。
キャラとかテンポは良いのにテーマや設定にイマイチ深みがないので
読み終わっても何も感じなく全体的に物足りない‥‥。
軽い漫画が好きな人には、オススメ。
暇潰しにはいいが、作品自体は良くも悪くもないので、‥7点!
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。