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藤沢 勇希

秋田書店 2005-06-08
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◆ストーリー
火災で独りぼっちになってしまった明智光成は
妹によく似た留奈に会うため0号病棟に進入する。
そこで殺人鬼(?)と化した謎の患者に襲われる‥。


◆評価 (10段階)
ストーリー:5
画力:5
構成:6
キャラクター:6
オリジナリティ:7
客観的オススメ度:6
総評:5


◆淡々と個人的感想
BM」や「UKキングダム」の作者藤澤勇希氏が
2005年に週刊少年チャンピオンで連載していた作品。
前回の「BM」に引き続き今作もパニックホラー物だが、
こちらは全2巻しかないということもあり、
前作に比べ設定とかテーマがきちんと描き切れていない。
(いくらSFであろうとあまりに現実から想像しにくい状況では、
臨場感を感じないと思う)
余りにもその中途半端な終わりは完全に打ち切り?状態で、
パニックの原因たる粘菌の正体も全く描かれていないし、
ラストも単なる絶望シーンなだけで、何が言いたかったのかがない‥。
あと、主人公のバックボーンの事件も投げっぱなしで、
実際苦悩していたり努力したりという取り組みが見れず、
まったく感情移入出来なかった。
ネタが被るかもしれないが、
もっと恐怖感を煽れる「BM」のような描き方をして欲しかった。
打ち切りはしょうがないけど、もっとハラハラドキドキ感の材料が欲しい。
今度は人間が直接作りだした人災ではなく、
自然の力によっての危機という設定は面白かったんだけど‥。
一応パニックホラー系が好きな人にはオススメ。
最初の設定は悪くないと思うんだけど、
ストーリー展開に臨場感がなかったので、‥5点!


<関連レビュー>
BMネクタール(2006/01/12付)
スポンサーサイト
4091201083クロザクロ 7 (7)
夏目 義徳

小学館 2006-02-17
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◆ストーリー
高校生・桜井幹人は、ある日、謎の「種子」が体内に入り、
夢の中で謎の子供・ザクロに出会う。
ザクロに望みをきかれ、「強くなりたい」と望んだ幹人は、
代わりにザクロの後ろに生えている木を花でいっぱいにするという
謎の指令を言い渡される‥。


◆評価 (10段階)
ストーリー:7
画力:8
構成:8
キャラクター:6
オリジナリティ:8
客観的オススメ度:7
総評:7    (少し辛め)


◆淡々と個人的感想
トガリ(サンデー)」の夏目義徳氏が
2004年から週刊少年サンデーで連載していた漫画。
主軸は「ナヨナヨした主人公の成長」といった王道ながら、
そこからの世界観プロットなどがとても丁寧で
中盤もう少し軌道に乗っていれば化けていたかもしれない‥。
(個人的には、途中幹人がインフレ化し、
そこから成長がピークで止まってしまったように感じた)
人間(他人)を救うという行為を
第三者の視点
(上位者)から見ることにより偽善っぽく映らず(寄生獣的?)
派手さは無いものの少年誌の命題をきちんとクリアしていたと思う。
(前作よりも若干低年齢化したが)
ストーリーの展開も、だんだんとバトルの規模が大きくなり、
最初から最後まで作品としてのブレなく進んでいったのも好感がもてた。
絵についても前作のトガリよりも上がっていて
あの細かい描き込みは週刊少年誌では希有。
しかし、出だしに比べ、中盤から後半になっていくにつれ、
展開は濃縮になっているにも関わらず物語のメリハリが感じられず、
盛り上がりに欠けて見えたのが残念‥。
描き込みが濃い漫画が好きな人にはオススメ。
前半とラストは良かったが、
途中それまであった緊張感が薄れてきてしまったので、‥7点!


<関連レビュー>
寄生獣(2005/08/22付)
4063346323ちょびっツ (8)
CLAMP

講談社 2002-11
売り上げランキング : 46,367

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◆ストーリー
大学受験に落ちて、浪人中に予備校に通うため、上京した本須和秀樹。
上京してきたその日にゴミ捨て場に捨ててあった人型パソコンを拾う。
そのパソコンは、めちゃくちゃかわいかったのだが、
「ちぃ」としか喋らなかっので、本須和は、
そのパソコンを「ちぃ」と名づけ、一緒に生活していくことに‥。


◆評価 (10段階)
ストーリー:6
画力:8
構成:7
キャラクター:7
オリジナリティ:8
客観的オススメ度:7
総評:7


◆淡々と個人的感想
カードキャプターさくら」や「ツバサ」の作者である
CLAMP氏が2001年からヤングマガジンで連載していた漫画。
人と人じゃない物との恋愛」というテーマに絞ってあり、
他のバトルだったり三角関係だったりにひっかからなかったので、
心情的な話にしては、読んでいて理解しやすかった。
恋愛物によくある「いきなり主人公のことを好きになる終わり
ではなくて、人間側の都合、パソコン側の言い分両面から描いてあり、
ありそうでないその世界観が個性的で良かった。
あと、主人公がいい人(真剣)なので、心理描写に不快感がなく、
すもも琴子といった小物で笑いをとりテンポも良かった。
しかし、最終的にパソコン(物)に溺愛という、
それだけ見るとただ単にイッちゃってる人みたいな終わり方に
一般の人(漫画とかを読まない人)は分かりにくいんでは、と思う。
あと、ちぃが秀樹を好きになる理由は分かるが、
秀樹がちぃを好きになる理由がイマイチ分からない。
(好きになるのに理由は要らないかもしれないが‥)
最後があまりに問題のないハッピーエンドなのと、
人とパソコンが付き合う前よりも付き合ってからの方が問題があるのでは?
(全てのパソコンに「ちぃ」のようなことを望んだらえらい事になりそう‥)
という所が少し引っかかった。
綺麗な(柔らかい)絵、綺麗な話が好きな人にはオススメ。
人と人じゃない物の恋愛を
もっと掘り下げた作品としとは斬新だったので、‥7点!



<関連レビュー>
ツバサ―Reservoir chronicle(2005/10/11付)
XXXHOLiC(2005/11/11付)
ダンデライオン
(Amazonに画像が無かったので貼り付けのみ)

◆ストーリー
ネットアイドルへのサイバーストーカー事件を担当している刑事・兵庫。
捜査が難航し行き詰まった彼は、凄腕のハッカーが経営しているという
「MNSコーポレーション」へやって来た。
だがそこにいたのは、陵奏と醍醐行人という二人の高校生だった‥‥。


◆評価 (10段階)
ストーリー:4
画力:6
構成:5
キャラクター:6
オリジナリティ:7
客観的オススメ度:6
総評:5


◆淡々と個人的感想
黒い羊は迷わない(ヤンサン)」の作者・落合尚之氏が
2001年にサンデーGXで連載していたサイバー系SF漫画。
コンピューターの中に存在するウィルス(洗脳プログラム)
人に感染して凶暴化してしまう

ってストーリーだが、展開に意外性がなく話が進んでいく過程も薄過ぎる‥。
テーマとしてそれ自体は何も悪意を持たないウィルスの立場から
人間を見てみると言うのは斬新だったが、
その結果はただ単に人が暴力的になるだけという安置な見せ方‥。
一つ一つのストーリーに絡めつつ進んでいけば
面白かったかもしれないが全2巻では無理だったらしい‥。
作品として「ダンデライオン(たんぽぽ)」と言うワードが
描きたかっただけで、展開やら構成はどうでもいいように感じてしまう。
せっかくSFをモチーフにしているのだから
現実の「心の問題」ばかりでなくSFらしいラストが見たかった‥。
2巻の巻末に載っている読みきり(「圧勝デモクラシー」)の方が、
かなり吹っ切れたアクション漫画で、
個人的にはこっちの方がスッキリと読める。
サイバー(電脳)SFが好きな人には一応オススメ。
設定は良かったが、
それを上手く活かしきれていなかった気がするので、‥5点!
4091884032パンテラ 3 (3)
ゴツボ リュウジ

小学館 2005-06-30
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◆ストーリー
真のオトコになるために「ロック伝説」作りを熱く胸に誓った
ロクスケ(自称・キムロック)。
しかし彼のやって来たハピネス商店街はおバカヤンキーやら
鉄腕女子高生やら怪僧やら激烈キャラばっかりで‥。


◆評価 (10段階)
ストーリー:5
画力:8
構成:6
キャラクター:8
オリジナリティ:7
客観的オススメ度:6
総評:6    (少し辛め)


◆淡々と個人的感想
少年探偵犬神ゲル(ヤンガン)」のゴツボ☆マサルを弟に
ラルシド!(ブレイド)」のゴツボ ナオを妻に持つ
ゴツボ家の主・ゴツボ×リュウジ月刊IKKIで連載していた漫画。
この作者の見事なまでのハイテンションが全巻通じて描いてあり
何も考えずにさくさく進む展開は読んでいて素直に楽しい。
絵自体もたしかにごちゃごちゃ感はあるが、
独特の構図とかデフォルメ、細かな小ネタと
ハチャメチャ感は他作品にないゴツボワールドそのもの。
まさに読み手を選ぶ、ナンバー1ではなくオンリー1なインパクト漫画。
しかし、その物語の内容は全くないと言っていいほど、
スカスカで、読んだ後には何も残らない‥。
キャラクターの心理描写もとにかくストーリーが「ササメケ」以上に
行き当たりばったりなので、まとまりがなく「勢い」の一言。
もっと最初から、ロックフェスティバルの展開にもっていければ、
ストーリー性ももう少し出せれたかもしれないと思う。
一度振り落とされると置いてかれるので、
一気に全巻読める人にはオススメ。。

ハイテンション漫画は嫌いじゃ無いが、
ここまで行くと繰り返し読む気にはなれないので、‥6点!


<関連レビュー>
ササメケ (2006/01/04付)
4063604454犬神 (7)
外薗 昌也

講談社 2003-02
売り上げランキング : 128,914

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◆ストーリー
宮沢賢治の詩に傾倒する内向的な高校生・島崎史樹は、
ある日、隠れ家にしていた廃屋で1匹の大型犬と遭遇する。
それは人の言葉を話し、剣を体内から突き出し、
そして耳に「23」の刻印を持つ、謎に満ちた存在だった‥。


◆評価 (10段階)
ストーリー:6
画力:7
構成:7
キャラクター:6
オリジナリティ:7
客観的オススメ度:6
総評:6


◆淡々と個人的感想
わたしはあい(モーニング)」「ガールフレンド(ヤンジャン)」の
作者・外薗昌也氏が1997年からアフタヌーンで連載していた漫画。
この作品のテーマは人間への警鐘でも細胞の可能性でもなく、
人間と犬との愛(友情)だと思う。
作者自体、自他共に認める犬好きであるからにして、
犬好きによる犬好きの為の漫画と言える。
なので、犬(23)と人間(史樹)の種族を越えた友情や最初の時の細胞変化の件、
エイトが出るまでは読んでいて確かに面白かったが、
犬好き以外の人の視点で見ると対して魅力的なテーマではない‥。
(「ウィード」のような方向性?)
あと、人がたくさん死ぬがこの作者はエマージングでもそうだったが、
その他大勢の人が死ぬ、そのプロセスが安易に描かれていて、
全くその死に対して感情移入出来ない。
ただ見栄えの為に殺しました」としか見えず勿体ない‥。
特に後半は、キャラの顔が何故か幼くなり、絵も安定してなくて、
常世国犬神史樹が何故選ばれし人間かの謎も意外にあっけなく
(スケールはでかいけど、迫力が伝わらない)、
「これだけ引っ張ってきて、そうなんだ」っとがっかりした‥。
犬好きの人(?)にはオススメ。
斬新な設定もあり、ストーリーにも矛盾はないが、
漫画として盛り上がりに欠けたので、‥6点!


<関連レビュー>
エマージング (2005/11/29付)
ラーゼフォン
(Amazonに画像が無かったので貼り付けのみ)

◆ストーリー
神名綾人は東京に住む高校生。
両親を亡くした遠縁の子・美嶋玲香と同居している。
綾人にも父親はおらず、母と3人で暮らしていたが、
母は仕事が忙しく不在気味であった。
しかし、ある日神名家に銃で武装した男達が現れ、綾人を「オリン」、
玲香を「イシュトリ」と呼び、玲香を殺害しようとする‥。


◆評価 (10段階)
ストーリー:4
画力:6
構成:5
キャラクター:5
オリジナリティ:4
客観的オススメ度:5
総評:4    (漫画版)


◆淡々と個人的感想
2002年にフジテレビ系列でやっていたアニメ版ラーゼフォンのメディア展開で、
マジカノ」「マイアミ・ガンズ」の百瀬武昭氏が漫画化した作品。
元々のプロットがあるので世界観人物の相関などの設定は
上手く作ってるが、如何せんこの作者自体のベクトルが
作品を別物に変化させていて、読んだ後の感想としては正直つまらない‥。
全く意味の無い女兵士のハイレグ」や「無駄なパンチラ」、
媚びた感じに見えてしまう展開」など読んでいてキツイことばかり‥。
(ギャグ物だったら読めるけど、シリアス物では好かない。)
個人的には、アニメやゲームでは許せる事が
漫画ではマルチ性が抑えられていることもあり、
へつらっている様に感じられてしまっていると思う。
主人公の重要性も漫画を読んだだけでは
コロコロ感情が変わるシスコンでさっぱり感情移入出来ない。
(クローン故の特性か?)
そして、敵キャラの母親もあれではただのマッドサイエンティストなだけで、
死んだ人達の意味が「その他大勢」と言った感じで、意味が無い。
原作が好きな人は一度読んでみるのもいいかも‥。
アニメの方はまだ面白いと思ったが、
漫画にするとSF設定が完全に浮いちゃっているので、‥4点!


※ラーゼフォン第1楽章無料配信(バンダイチャンネル)
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岩明 均

小学館 1999-02
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◆ストーリー
南丸洋二は念じるだけで紙に小さな穴を空けられる特殊な能力を持っていた。
ある日頭が半分えぐり取られるという殺人事件が発生。
そして、洋二は行方が分からなくなった教授を探しに
大学の友達と共に自分のルーツであるその村に行くのだった‥。


◆評価 (10段階)
ストーリー:7
画力:6
構成:9
キャラクター:6
オリジナリティ:8
客観的オススメ度:7
総評:7


◆淡々と個人的感想
現在月刊アフタヌーンで「ヒストリエ」を連載している
岩明均氏がビッグコミック(スピリッツ?)で連載していた漫画。
個人的にはこの作者の漫画は好きなんですが、
本作の読んだ率直な感想としては「うーん‥」と言った感じ。
世界観とかは、一見非現実的な話(超能力や宇宙人?)なのに
日常の雰囲気を上手く作ってあり、
淡々と作者特有の論考のみを追って進んでいく展開はさすが!
あと、「戦国時代から始まった冒頭」と「ラストの頼之との絡み」や
七夕の謎解き」などは物語に一貫性があり、
読んでいても流れとしても違和感無い。
しかし、「寄生獣」では分かりやすかったテーマが少し分かりにくく、
「窓の外」の件りは推測の域を出ないという、括りだったので
些か説得力に欠けるものがあり(少なくとも私は)
全体的に4巻という単行本の割にはテンポが遅く感じてしまう。
キャラも大量殺人を侵す理由をもう少し掘り下げて欲しく、
そういう点で他作品に比べ感情移入出来るキャラもいなかった。
「寄生獣」のファンと言うよりも「岩明氏」のファンにオススメ。
構成のレベルは高いが、期待した分もの足りなく感じたので、‥7点!
4757516088女王騎士物語 6 (6)
下村 トモヒロ

スクウェア・エニックス 2006-01-21
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◆ストーリー
少年エルトは、幼少の頃にパレードで見たアルマ姫に一目惚れして以来、
姫を守りたい一心で、最高峰の騎士「女王騎士」を目指すようになる。
そして、成長したエルトはアルシリア王国の女王騎士試験を受けに行くことに‥‥。


◆評価 (10段階)
ストーリー:6
画力:7
構成:7
キャラクター:8
オリジナリティ:7
客観的オススメ度:8
総評:7


◆淡々と個人的感想
2003年より月刊少年ガンガンで連載されている
下村トモヒロ氏のRPG風ファンタジー漫画。
少年が騎士(ヒーロー)に憧れてそれを目指す」といった
ストーリー&主人公の成長などはよく言えば「王道」、
悪く言えば「ベタ」で何かもう一つ捻りが欲しいように思う。
キャラの心理描写も薄く、容易に想像出来てしまいそうな展開に結び付き、
見せたい所で感動出来ていない。
細かい聖騎装(エンチャントギア)やらの設定も
RPGからそのまま持ってきたものをそのまま漫画に詰め込んだっぽく、
ちょっとオリジナリティーに欠けるし‥。
しかし設定はベタだが、細かい展開には工夫が見られる。
絵は背景や描き込みなどは特別上手くはないが、
キャラデザやカラー絵は少年漫画っぽくて個人的には好き。
(巨乳やらメイドやら狙い過ぎはあるけど‥)
あと、意外にギャグパートの方が面白く、キャラ名には作者の勇気を感じる!
(ウンコプ・リプリーネタは私の中で鉄板です)
なのでシリアス場面になると一気にありきたりな漫画に感じる。
これからシリアス展開に傾かず、
一時期のハーメルンのようなテンションになってくれるのを願いたい。
このギャグが許せる人にはオススメ。
漫画自体は可もなく不可もなくだが、ギャグ部分は面白いので、‥7点!
4091278108アクシデンツ 10―事故調クジラの事件簿 (10)
山田 貴敏

小学館 2005-02-18
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◆ストーリー
鯨樹雄(通称・クジラ)はオモチャ屋であると同時に
大胆な推理で数々の難題を解決する内閣官房特命事故調査官でもあった。
そして、「二度と惨事を繰り返させない」と真実に迫る
鯨樹の徹底調査が始まった‥。


◆評価 (10段階)
ストーリー:7
画力:7
構成:8
キャラクター:6
オリジナリティ:7
客観的オススメ度:8
総評:7


◆淡々と個人的感想
現在週刊ヤングサンデーで「Dr.コトー診療所」を連載している
山田貴敏氏が以前週刊少年サンデーで連載していた漫画。
事故調査と言う時代にあまり左右されない題材で、
ショートストーリーの人と人との掛け合いをテーマにしているので
今読んでも特に古臭くなかった。
(個人的には3巻のクジラが調査官になる前の話が好き)
原案があるらしく、事故の原因や究明&プロットなどについては
構成がきちんとしていたと思う。
あと、主人公側も主人公と連れの少女というベタな設定ながら
一貫して方向性を貫いていたので、読みやすかったが、
キャラは基本いい奴ばかりで少し味気ない。
(「いただきます!」の方が個人的にキャラは立っていたと思う)
しかし、テンポは良かったのだが淡々と進んでいる感があり、
人が死んだりするわりには
(少年誌なのに第一話でいきなり100人以上死んだ)、
あまり読後感にインパクトが感じられなかった。
ラストは悪くないんだけど、盛り上がりがイマイチだったかなと‥。
「Dr.コトー診療所」のようなヒューマンドラマが好きな人にはオススメ。
全体の完成度は高いが漫画としての、ドキドキ感が欠けるので‥7点!
4840224501ガンパレード・マーチ 新たなる行軍歌 公式ガイドブック
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(漫画版の画像が無かったのでアニメ版)


◆ストーリー
1945年突如現れた謎の敵「幻獣」。
虚空より出現して人間を刈る「幻獣」との長期に渡る戦いにより、
人類は絶滅の危機に瀕していた。
窮地に立たされた日本政府は
ついに年端もゆかぬ少年少女たちを戦場へと送り込むことを決定する‥。


◆評価 (10段階)
ストーリー:5
画力:7
構成:5
キャラクター:6
オリジナリティ:6
客観的オススメ度:6
総評:5    (少し辛め)


◆淡々と個人的感想
2000年にPS版で発売されたシミュレーションゲーム
高機動幻想ガンパレード・マーチ」が元になっていて、
さなづらひろゆき氏の作画で2001年に電撃コミックスから漫画化されている。
当時からいろいろメディアミックス化されていて、
現在も続編にあたる「ガンパレード・オーケストラ」が
TVアニメPS2ゲームで進行しているらしい。
元々原作があるので舞台としての世界観は比較的しっかりしていると思う。
あと、キャラ絵もかわいらしく
ヒロイン(芝村)のツンデレっぷりも当時では新しかったように感じた。
しかし、その多数のキャラクターの心情や幻獣との戦いを描くのに
単行本全3巻というページ数は短く
主人公のダークな部分の掘り下げですらあれでは不十分に感じ、
それだったらアニメの様にテーマをある程度絞ってやった方が
読んでいても分かりやすかったと思う。
敵キャラ(幻獣)にも「ポッと出の悪」という設定なだけでなく
存在理由(せめてサイレントメビウスの妖魔のような)が欲しかった。
あと、ラストも行き成りのこじつけ感がしてならなかった‥。
ガンパレードシリーズが好きな人には一応オススメ。
漫画だけ見ると全体を通しての読後感はイマイチだったので、‥5点!


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 (注:いきなり再生します)
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木下 さくら

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◆ストーリー
女子高生・大堂寺繭良は友人が巻き込まれた連続殺人事件をきっかけに
「燕雀探偵社」の探偵で、ロキと名乗る少年の知り合い
押しかけ助手になってしまうのであった‥!!


◆評価 (10段階)
ストーリー:5
画力:8
構成:6
キャラクター:7
オリジナリティ:5
客観的オススメ度:6
総評:6


◆淡々と個人的感想
現在「tactics」(東山和子氏との合作)を連載している木下さくら氏が
月刊少年ガンガン(無印版)と月刊コミックブレイド(RAGNAROK版)
で連載していたミステリー(?)漫画。
当時は知る由もなかったが、いきなり終わったと思っていた漫画が、
なんだかんだあってまだやっていたので読んでみた。
まずデフォルメキャラ(個人的にはフェンリルお気に)がとてもかわいく、
シーンや出だしのつかみなどギャグパートではそのドタバタに和まされる。
ストーリーも一話完結の推理物(最初の方は)にしてはライトな感じで、
「ミステリー漫画」と言うより「ミステリーを解いているキャラをみる漫画
と言った感じで従来重くなりがちな作風が読みやすい形になっていると思う。
しかし、RAGNAROK編になるとほとんど推理事件がなくなってしまい
北欧神話に絡めた話ばかりあり、
それを知らない人にとっては少々苦痛‥。(バルドルのところとか特に)
あと、あくまで主要キャラありきなのでトリックが薄く
事件側の方のキャラはかかし要因。(動機もちゃち)
最初のような「事件を絡めつつドタバタコメディーのてい」で
最後まで進んで欲しかった。
ショタキャラ満載なので大きなお姉さんにはオススメ。
ファンタジーの話になると途端に辛くなったので、‥6点!


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◆ストーリー
天才ボウラーだった広沢滝は、
ひょんなことからその魅力にとりつかれソフトボール部入部を決意。
そして、ソフトボールを始めてわずか1週間後、
滝はデビュー戦のマウンドに立つ‥。


◆評価 (10段階)
ストーリー:6
画力:8
構成:6
キャラクター:8
オリジナリティ:6
客観的オススメ度:7
総評:7    (少し甘め)


◆淡々と個人的感想
現在週刊少年サンデーで「焼きたて!!ジャぱん」を連載している
橋口たかし氏(本作連載時は橋口隆志)
が当時サンデー増刊号で掲載していたソフトボール漫画。
野球やバスケなどのスポーツ漫画によくありがちな
試合の長期化によるストーリーのダラダラ感」というのはなく、
試合ごとにテーマやスポットキャラを決めているのでテンポ良く進めている。
あと、この作者のキャラ絵は上手く
(はじめの頃はちょっと貞本義行氏の絵に似ているとの見方もあるようですが)、
それぞれ個々にきちんと立っているし、
基本そこぬけに明るく嫌味なキャラが居ない
のも少年漫画では好感が持てる。
しかし、自分の方のチームは皆掘り下げがあったりして立っているのだが、
相手チームの方はいつも当て馬状態で、それが地区大会編、
全国大会編、オリンピック編とだんだん目立つようになっていった‥‥。
展開もベタなご都合主義で、ソフトボール目的でキャラを描いてるんじゃなく、
キャラ目的でソフトボールという手段を使っている気がして
試合の勝ち負け自体にあまり重要性を感じなかった。
とはいっても今の「焼きたて!!ジャぱん」よりは漫画しています。
キャラ重視の人にはオススメ。
キャラやテンポは良いんだけど、
後半になると強さの度合いが破綻しているようにかんじるので、‥7点!
4063613852R-16 7 (7)
桑原 真也 佐木 飛朗斗

講談社 2005-11-04
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◆ストーリー
純弥、真希央、テル、そして猪瀬くん。
かつては仲間だった幼馴染み4人組が、怒り・苛立ち・焦燥を抱え、
何者かもわからぬ「敵」を求め、血と暴力の日々を駆け抜けていく‥。


◆評価 (10段階)
ストーリー:4
画力:7
構成:6
キャラクター:6
オリジナリティ:3
客観的オススメ度:5
総評:5


◆個人的感想
特攻の拓」や「霊獣記」などの佐木飛朗斗氏による原作に
0(ラヴ)リー打越くん!!」の桑原真也氏が作画を担当したヤンキー漫画。
佐木飛朗斗氏は講談社のヤンキー漫画で有名で
他作品に「紡!DANGAN・DRIVE!!」や「永遠の詩」などがある。
主要人物3人(純弥真希央テル)の視点でそれぞれ物語が進んで行き、
同時に十代の少年時にありがちだった焦燥感不安定さ、
葛藤などがリアルなまでに描けられている。
5巻で過去編になり、そこで今まで一見意味の無いケンカに見えていたのだが
実は当者には本人しか分からない理由(フォロー)があったのは良い。
あと、ケンカシーンのブチ切れ方や
ド派手なまでのやられっぷりは見ていて痛くなるほど。
しかし、一部の中高生やヤンキーには
このキャラクターの心理描写が共感出来るかもしれないが、
成人を迎えてから読むと「ただ不良が四六時中無意味にキレている
だけにしか見えず、ストーリーとか薄々‥。
ヤンキーが描いたヤンキー漫画は設定とか構成置き去りで
勢いだけの感情で描かれている気がしてならない。
もっと、ケンカなり事件なりに重要性とメリハリを付けて欲しかった。
現役ヤンキーか「特攻の拓」好きの人には一応オススメ。
この作者独特の台詞は面白い(ネタとして)が、
それを補って余りあるほど、作品に「わざとらしさ」があるので、‥5点!
4063143821ラブやん 5 (5)
田丸 浩史

講談社 2005-06-23
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◆ストーリー
ロリ・オタ・プーの三拍子揃った大森カズフサ(二十五歳)。
いかにもティピカルな現代的駄目男のもとへ、愛の天使ラブやん見参!
片思いの相手は小学生、この恋を成就させるのは聖なる任務か犯罪か‥。


◆評価 (10段階)
ストーリー:6
画力:6
構成:7
キャラクター:8
オリジナリティ:9
客観的オススメ度:5
総評:7


◆個人的感想
超兄貴」や「マリアナ伝説」に代表される
激漢漫画家・田丸浩史氏によるダメオタク漫画。
主人公がロリオタプー三拍子揃っていて、
徹底的にカッコ良くない(内面的にも)というある種斬新な設定なので
そこに共感性(?)を得れるかどうかがこの作品を読むにあたってのポイント‥。
同誌に同じオタク漫画の「げんしけん」があるが
比べ物にならないくらい内容が後ろ向きで黒く、
その分一発によるネタの破壊力はスゴイものがある!
従来ドラえもんの位置である「ラブやん」も回を重ねる毎に
ダメさが増していき、ストッパー役がいないので
終始ハイテンションで進む様はギャグ漫画として読んでいて面白い。
しかし、ダメな主人公を根本的な改造はせず
作品全体で擁護するという王道漫画ではありえないその設定に、
キャラ萌目的で読む人(特に女性)には全く面白くないと思う。
あと、一話完結のあっさり系ネタ物で3年以上も(作中でも)
話の発展性が無いのは「こち亀」同様ストーリーの視点から言えば
マンネリしてしまって先の展開に魅力を感じない‥。
全日本妹選手権」とか好きな人にはオススメ。
強烈なまでの毒下ネタがたまにツボに入るので、‥7点!
4063635899創竜伝 4 (4)
恵 広史 田中 芳樹

講談社 2005-10-17
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◆ストーリー
20世紀末・東京の中野区に住む一見平凡な竜堂家の四兄弟。
名前は上から始(はじめ)、続(つづく)、終(終わる)、余(あまる)。
ある日、終と余が外出先から家に帰ろうとしていた時、
終がちょっと目を離した瞬間に余が誰かに連れ去られてしまった‥‥。


◆評価 (10段階)
ストーリー:5
画力:7
構成:7
キャラクター:7
オリジナリティ:5
客観的オススメ度:6
総評:6


◆個人的感想
銀河英雄伝説」や「アルスラーン戦記」(ともに小説)の
作者田中芳樹氏による原作に恵広史氏が作画を担当した伝記漫画。
元々ノベルズ版(画:天野喜孝)や文庫版(画:CLAMP)でもあるらしいが
私は漫画版(マガジンSPECIAL連載)しか読んでいません。
原作があるためあちこちに貼られた伏線や、
今後につながるであろうの数々には、
先の期待を充分に持たせてくれるものがあり、
話の広がりがどこまでいくのだろうかと読ませている。
あと、4兄弟を筆頭にキャラクター達もそれぞれ性格が分かれているので
各視点からいろんなストーリーの雰囲気が味わえる作りになっていると思う。
個人的にはCLAMP氏の作画よりも本作の方が親しみやすかった。
しかし、物語のストーリー自体が
竜の子孫であり転生した兄弟が、人界や天界の悪と戦っていく
というベタな現代SFファンタジー物でそこに斬新さは全く感じられない。
原作のファンであればそれでいいかもしれないが、
全くの初見でみれば「美少年4人の兄弟愛」というあざとい設定
正直ウンザリしてしまう‥。
キャラはよいと思うので、これから既存のファンタジー物ではない
新しいストーリー展開で物語自体に厚みがでる事を期待したい。
ファンタジー好きや原作ファンの人にはオススメ。
「ふしぎ遊戯」とかこういう中国系ファンタジーは苦手なので、‥6点!
4047124214ゼロイン(4)
いのうえ 空

角川書店 2005-10-01
売り上げランキング : 18,986

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◆ストーリー
爲妹みくるは16歳の女子校生で、凶悪犯罪専門に結成された
民間特殊機動警官隊(民警)のエージェントでもあった。
同じ学校のいじめられっ子・白石光を
彼女が救ったことから、ふたりの関係は密接に‥‥。


◆評価 (10段階)
ストーリー:6
画力:5
構成:7
キャラクター:7
オリジナリティ:6
客観的オススメ度:6
総評:6     (個人的には)


◆個人的感想
リアルバウトハイスクール」の作者いのうえ空氏が
現在月刊ドラゴンエイジで連載しているガンアクション漫画。
ストーリーは王道ながら比較的丁寧に作られていて、
主人公はダメ男なのにモテモテ
ヒロインが女子高生(ミニスカ)で銃扱い
というダメっぽい漫画の設定風にしては
キャラクター達の言動はそれほど破綻していなく、
個々の設定の描き分けもしっかりしているので好感が持てる。
あと、アクションシーン時のスピード感も上手く描かれてあり、
爲妹の「コマンド・ゼロ」などは斬新さと絵的な巧妙さもある。
特に3巻で主要キャラが死んでしまう箇所は良かった。
しかし、明らかにキャラクター重視の作品であり
パンチラお色気シーンや「あなたを無力化します」と言ったキメ台詞等が
どうしても「媚び」に見えてしまう‥。
なんか萌え設定によって本軸のストーリーを映えさすのではなく
本軸を使って萌え展開(シーン)を描きたいだけなのではと感じる場面も多々。
キャラ絵もムチムチで、エロちっくとアクションが6:4の比率‥。
ブラックラグーン」や「ジオブリーダーズ」が好きな人にはオススメ。
他のレビューサイトでは高評価けど私には合わない作風なので、‥6点!
ギャングキング
(Amazonに画像が無かったので貼り付けのみ)

◆ストーリー
薔薇十字学園の一年生に自分で自分の体に入れ墨をいれた
「和彫りのジミー」という喧嘩最強の男がいた。
彼は子供のころ自分を助けてくれた「勝針」という名の彫り師にあこがれ、
学校で生徒に彫りものをして「勝針」がいる
アメリカへ渡る為のお金を稼いでいた‥。


◆評価 (10段階)
ストーリー:6
画力:8
構成:6
キャラクター:8
オリジナリティ:7
客観的オススメ度:7
総評:7     (少し甘め)


◆個人的感想
ガキ・ロック」の作者・柳内大樹氏が
現在ヤングキングで連載しているヤンキー漫画。
主人公がヤンキーなのに情に熱くバケモノ並みに強いという
ベタ設定ながら、ピンコゾンビサイコを始めとしたキャラ達がそれぞれ
個性的&立っていて読んでいてもあまり飽きさせない作りになっている。
横文字のあだ名(ジミーやバンコなど)が主要キャラに付いているのや
高校名も斬新で最初はわかりにくかったが
慣れてくると嫌味(カッコつけ)に感じず
この作品の良い型(個性のよう)になってくる。
あと絵も上手く、
キャラがぶち切れる所やケンカのシーンでの迫力は秀逸。
しかし、自分は入れ墨煙草喧嘩やりまくりなのに棚に上げては
変な理屈をつけて敵(もっと悪のヤンキー)に対してご説教‥。
主人公達はどう考えても言動が悪の側なのに
作品の中では正義として描かれてしまう理由が、
「若い」とか以外にももっと理由が必要に感じ、
設定や世界観がありきたりな
ご都合主義のヤンキー漫画」に見えてしまった。
結局のところ作品自体のレベルは低くないんだけど、
作者の見せたい物と私の漫画に求めている物が違い過ぎる。
(荒くれKNIGHTとかもそうだけど‥)
ヤンキー系漫画が好きな人にはオススメ。
ベタなストーリー展開の割には面白かったので、‥7点!
4063521214喰いタン 4 (4)
寺沢 大介

講談社 2005-09-21
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◆ストーリー
閑静な住宅地に「高野探偵事務所」の看板を掲げて居を構える
高野聖也は自他共に認める強烈な大食いである。
彼は時折、大学時代の後輩で現在は警視庁の警部である
緒方(男性)の依頼で様々な事件にその推理力を奮う名探偵である‥。


◆評価 (10段階)
ストーリー:5
画力:7
構成:7
キャラクター:6
オリジナリティ:6
客観的オススメ度:6
総評:5      (少し辛め)


◆個人的感想
以前「ミスター味っ子」や「将太の寿司」連載していた
寺沢大介氏が現在イブニング誌で「ミスター味っ子II」と併用して掲載。
現在(2/6日)東山紀之主演でテレビドラマ化されている。
料理という、漫画(紙面)では扱いつらいジャンルを
見事なまでの主人公の食べっぷりストーリーのテンポを良くする事で
視覚の面から全体的に上手くまとめていると思う。
作者の他作品はどちらかと言うと
リアクションなど破天荒なことやりつつ本軸は真面目といったテーマだが、
本作ではシリアスな事件というものを扱いつつも
本軸はコメディー要素の多い漫画になっており、
より一般の人(普段漫画を読まない人)にも読みやすい形になっている。
しかし、ストーリーで漫画を読もうとしている人には
一話完結のストーリーなので、展開は早いがそれゆえ全体的に話が薄く
トリックもご都合展開の印象は否めない。
あとギャグ要素が強いので、いくら人間関係や動機などで
殺人というシリアスなものを浮き彫り立たせようとも
主人公の突飛な行動の「フリ」になっているだけで
物語やキャラに感情移入は全く出来ない作るになっている。
暇つぶしや雑誌で一話ずつ読むにはある程度オススメ。
個人的には、ただの食べ物紹介漫画の域を出ないので、‥5点!
4253057381ゲッチューまごころ便 12 (12)
緋采 俊樹

秋田書店 2001-01
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◆ストーリー
株式会社まごころ便の次期社長である主人公・後藤紅男は
高校生ながら学校を休んでは仕事の手伝いをする毎日。
今日も葛西やコトミ、会社の同僚に囲まれながら、
三輪チャリンコ「紅蓮号」を駆って荷物を届けるために爆走する‥。


◆評価 (10段階)
ストーリー:8
画力:7
構成:8
キャラクター:9
オリジナリティ:7
客観的オススメ度:8
総評:8     (少し甘め)


◆個人的感想
米原秀幸氏の元弟子だった緋采俊樹氏(他代表作:ひもろぎ守護神)
により週刊少年チャンピオンにて1999年から連載されていたコメディ漫画。
基本的に1話完結物(ギャグベース)で、笑いあり、感動あり、
ほのぼのあり、ミニ知識ありと盛りだくさん、
話の内容自体も重過ぎず軽すぎずで、バランスが良かったと思う。
よくこう言うギャグ漫画で感動パートがあると
取ってつけた様にご都合展開みたいな話になりがちだが(へ理屈みたいに)、
きれい事を言っている場面でも変に説教っぽくなく
基本的に道理は合っている気にさせる力がある。
あと、キャラも多い割にはコマに勢いがあり一人一人立っていて、
ラストまで違和感が無く上手くまとまっている。
しかし、キャラが多くてテンポが速い故に絵の印象として
ゴチャゴチャした感じに見られがち‥。
縦横無尽で動き回るキャラ達は見方によってはリアリティなく映り、
感情移入しにくい。(読み手のツボを選ぶ?)
悪意のないコメディとして比較的万人にオススメ。
(好き嫌いあると思うが‥)・キャラストーリー構成ともに
及第点だったと思うので、‥8点!
4091875432GO!GO!HEAVEN! 3 (3)
小原 信治 海埜 ゆうこ

小学館 2005-08-30
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◆ストーリー
人生に希望を持てなくなった4人の女の子達がパソコンで知り合い、
みんなで自殺しようと考えるが
どうせ死ぬなら華やかな舞台で死のうと何故かバンドを組む事になる。
人生にネガティブなはずの彼女達だったが‥‥。


◆評価 (10段階)
ストーリー:7
画力:5
構成:7
キャラクター:8
オリジナリティ:8
客観的オススメ度:6
総評:6


◆個人的感想
脚本家の小原信治氏が原作、作画は海埜ゆうこ氏により
ビッグコミックスピリッツで連載されていた漫画。

当初からメディアミックス展開されており、
加藤夏希主演でTVドラマ化もしている。
自殺」という重いテーマ自体をあまり深刻に掘り下げず、
物語をあえて(?)軽い感じのギャグ調にしたことで、
ブラックになり過ぎず倫理の点においても暗くなっていないので
社会問題を扱った題材にしては読みやすい。
キャラクターも主役4人の個性がそれぞれ出ていて、
台詞のやりとりや自殺を決意させるまでに至った過去など
全3巻にしては良くまとめてある。
特にアヤにおいては他のキャラの様に特殊な技能を持っているわけでもなく、
普通のダメな女の子でそんな普通の人でも不幸が重なると
死を考えてしまうというメッセージ性は十分あったと思う。

しかし、肝心の自殺という定義に関しては、
何度も「死ぬ」って言ってるものだからそれ自体に重みが感じられず、
本当に死のうと思っているのかというリアリティーがなくなってしまっている。
あと、絵柄の方も重い社会的テーマを扱うにしてはあまり上手くなく、
どちらかと言うと飄々としたギャグ漫画に合ってそうで
マジメにやってるように見えない(キャラ達が)‥。
せっかく青年誌で描いているのだから道徳の教科書な結末ではなくて
もう少し突っ込んだラストが見たかった。

社会風刺的漫画(DeepLoveなど?)が好きな人にはオススメ。
いまいちテーマと絵が合ってない感じがしたので、‥6点!
406371019X打撃王凛 5 (5)
佐野 隆

講談社 2005-12-16
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◆ストーリー
転校続きで友達0人のいじめられっ子、
仲村凜の人生を変えた運命のホームラン。
6年前にやっちん(安長)と交わした約束を信じて、
凜が思い出のグラウンドに帰ってきた!
そして、かつての名門である緑南シニアの仲間達とともに
日本一を目指すのだが‥。


◆評価 (10段階)
ストーリー:4
画力:7
構成:7
キャラクター:6
オリジナリティ:5
客観的オススメ度:6
総評:5


◆個人的感想
新人漫画家・佐野隆氏により2003年から
月刊少年マガジン」で連載されている野球漫画。
作者にとってはこの作品がデビュー作らしいが、
内容は「いかにも少年漫画」といった感じで、
弱小チーム人数不足エースの怪我、等々が盛りだくさん。
根性だけは1人前という主人公が過去のイジメから脱却し
とても小気味良い、一本芯の通っているようなキャラで
弱小チーム(安長を除く)とともに努力と友情で
強豪チームを倒していく様子はベタだが
これから野球をする(している)少年達にとっては爽快に映ることだろう。

しかし、さすがに内容が前世代過ぎる‥。
いまさら何の捻りもなく「主人公が弱小チームに転校
他のメンバーは運動オンチだが2・3ヶ月特訓
強豪敵チームに根性で勝つ!
というあからさまなスポ根の流れは読んでいて逆に不快に写り
ワンパターン以外の何ものでもない‥。
それが許されていたのは「キャプテン」や「名門!第三野球部」の時代までで、
今は「おお振り」や「おれキャプ」のように何か+αの要素が欲しい。
あと、キャラクターもストーリー展開によって
振り回されている感がありイマイチ感情移入できない。

正統的な少年野球漫画が好きな人にはオススメ。
絵に勢いは感じるが、悪い意味で王道過ぎるので、‥5点!
4088737512封神演義 14 完全版 (14)
藤崎 竜

集英社 2006-01-05
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◆ストーリー
現代から三千年以上前の古代中国、殷王朝時代。
邪心を持つ仙女・妲己に、皇帝・紂王が心を操られ国は乱れた。
そんな人間界を救う為「封神計画」が始動し、
その実行者として太公望が選ばれ‥。


◆評価 (10段階)
ストーリー:8
画力:8
構成:7
キャラクター:8
オリジナリティ:9
客観的オススメ度:7
総評:8     (少し甘め)


◆個人的感想
元は明代末期の中国で作られた古典小説を超訳した講談社文庫「封神演義
を元に藤崎竜氏が週刊少年ジャンプで連載していた漫画。

原作があることによってストーリー部分もきちんとしていて
作者独特のセンスが行き過ぎることなく
良い意味で全く違った作品になっている。
(次作では少し行き過ぎてしまった感があるのに対し)
そして、キャラも多い割には服装や話し方で個々に立っていたし、
各パートごとに惜しげもなく殺して(封神)いったのも
分かりにくい世界観をスッキリさせていた。
自己満足でキャラを殺す漫画が多い中
これはきちんと作品(物語)の為に殺していたので好感が持てる。

しかし、前半に比べると後半(特にvs女媧編)は太公望の良さである
頭脳的駆け引きよりもパワーゴリ押し合戦だったのが少し残念。
あと、ラストの女媧が宇宙人まんまのルックスだったのと
あれだけ酷いことをやった妲己がヒロイン的な最後だったところは
読んでいて「えっ」と思ってしまった‥。

原作のファンの方にはあまりオススメでないかも‥。
原作の古臭さと作者のSFチックな世界観のアンバランスさが
逆に違和感なく読めていたので、‥8点!



※封神演義ドットコム
425304526Xシャカリキ!―Run for tomorrow! (17)
曽田 正人

秋田書店 1995-08
売り上げランキング : 113,949

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◆ストーリー
関西のとある坂の多い町に引っ越して来た少年テルは
地元の二番坂を自転車で登りきり周囲を驚かす。
中学生になっても相変わらず自転車を乗り回しているテルは
ある日ユタという少年に得意の坂道でブチ抜かれてしまう‥。


◆評価 (10段階)
ストーリー:8
画力:7
構成:7
キャラクター:8
オリジナリティ:9
客観的オススメ度:8
総評:8


◆個人的感想
(レビュー依頼により改めて読み直した後の個人的感想)
現在「capeta(カペタ)」を連載している曽田正人氏により
1992年から「週刊少年チャンピオン」に掲載されていた自転車レース漫画。
曽田正人氏の作品は「普通とは違うブッ飛んでいるような人物」を
主人公として描くが、本作は主人公の他にも
ライバルと呼ばれるようなキャラも皆ブッ飛んでいる者が多くて熱い!
め組の大吾」や「」などは
他のキャラは比較的普通の思考で主人公に振り回されることにより
際立てているのに対して、
本作は主人公と一緒にとんでも行動をすることにより
相乗的にシーンとして盛り上がっている。
あと、ベタだが怪我からの復活という設定もインフレしずに成長という
過程を描けていてよかった。(モンキーターンの様)
レース自体も数が少なく特に後半は本軸の
ツール・ド・おきなわ」だけに絞ってあり、
ダラダラと主人公の成長や新キャラの登場といった事柄を
描いていないことで展開をスッキリ読ませている。

しかし、改めて読み返してみると画力漫画としての
展開の組み立て
などは今と比べてまだ粗かった‥。
ツール・ド・おきなわ」のレースは実際の大会を元にしているので
しょうがないかもしれないが、
全てのキャラが登場している一度目の登坂が少しダレているのに対して、
最後の下りでのユタとの一騎打ちの方がシーン的には
盛り上がって見えていたのが残念‥。
(個人的には最後にハリスも入れての混戦で
それから一気に収縮していく感じが見たかった。)

熱いスポ恨漫画が好きな人にはオススメです。
少ないキャラ、少ないレースの中で
濃縮した内容の作品になっているので、‥8点!
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